ピラティスとは、どんなワークなのか?
- 管理栄養士&ピラティストレーナー 吉田尚弘
- 9月5日
- 読了時間: 3分
東京都文京区本郷三丁目Personal training studioカメシチのピラティストレーナー、吉田尚弘です。
当スタジオではピラティスリフォーマーを指導しています。しかし、最近になって、ピラティスを体験したことがない、あるいは存在自体を知らない方が非常に多いことに気づきました。私たちが当たり前だと思っていることでも、案外世の中では知られていないことが多いものです。きっと、皆さんのご職業でも同じような経験があるのではないでしょうか。
そこで今回は、「ピラティスとは何か?」「どのようなトレーニングなのか?」について、簡潔にお話ししたいと思います。
ピラティスは誰が考えたのか?
ピラティスは、ドイツ人の ジョセフ・ピラティス氏によって考案されたメソッドです。1920年代にはすでにニューヨークで指導されていたため、非常に長い歴史を持つトレーニングと言えます。
このメソッドは、解剖学と生理学に基づいており、呼吸を合わせながら背骨を伸ばし、筋肉の弾力と関節の柔軟性を高めていきます。これにより、筋力と柔軟性のバランスが整い、怪我のリスクを大きく減らすことができるのです。
単に体幹を鍛えるだけでなく、筋肉をしっかりと伸ばしてから収縮させるという動作を組み合わせることで、柔軟性を高めながら全身を鍛えることができるのがピラティスの特徴です。
マットピラティス
現在、ピラティスは大きく分けて マットピラティスと、専用マシンを使う マシンピラティスの2種類があります。
マットピラティスは、その名の通り、マット一枚を敷いて自重で行うエクササイズです。日本でもフィットネスクラブのスタジオで、グループセッションとして広まったため、この形式をイメージする方が多いかもしれませんね。

ピラティスリフォーマーへ
そして今、専用マシンを使ったマンツーマンやグループレッスンがどんどん増えています。
マシンと聞くと、不思議な形に感じるかもしれません。実は、ピラティスはもともとリハビリのために開発されたメソッドで、寝た状態でも行えるようにスプリングなどを活用したマシンが先に作られました。これがピラティスリフォーマーの原型です。マットピラティスは、その後に考案されたものであり、基本的な動きのルーツはマシンにあります。
日本にピラティスが上陸して20年以上が経ちますが、最初はマットピラティスが主流だったため、「ピラティス=マットで行うもの」という認識が定着しました。しかし、本来はまずマシンピラティスで体の使い方を学び、難しい動きを補助してもらうことで、よりスムーズに理解を深めることができます。

ピラティス リフォーマーのメリット
文京区本郷の「カメシチ」では、ピラティスリフォーマーを使ったパーソナルセッションを提供しています。
リフォーマーは、重力とは異なる方向からスプリングで負荷をかけることができます。これにより、ピラティスで特に重要な 背骨の動きや 体幹を意識しやすくなります。運動初心者の方はもちろん、重い重量を扱うトレーニング上級者も、より深く体幹を使えるため、高い効果が期待できます。
また、マットでは難しい関節の動きをサポートしながら可動域を広げたり、筋肉を効果的に伸ばして縮めることで、しなやかで質の高い筋肉を作ることができます。
文章だけではなかなか伝わりづらいと思いますので、ピラティスマシンのメリットをまとめた動画を作成しました。ぜひご覧ください。




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